昨年6月にヤマユリの会を有志11人で立上げて以来の保全活動は報告済ですが、その際の予告通り冬の初めに種の採取を行いました。

廣瀬さん、玉縄の入江さんの紹介頂いた永留真雄さん(東京都公園協会・ヤマユリ群落地管理に関する生態学的研究で博士)から保全管理ばかりでなく、種・実生から育てる方法も教えて戴き挑戦する事にしたものです。

その後Web情報も得て、昨年11月に採取した種を花が咲いた山の斜面付近にばら蒔きました。

また1月31日には1部有志で滝ノ入北公園のプランター5箱に堆肥とバーミキュライトで作った苗床にばら撒き植え付けました。発芽率(先ずは1枚の葉が出るのに2年、その後、栄養を貯え球根が大きくなって花が咲く迄に3~4年)は数%とも言われる狭き門ですが水遣りと見守りの熱意で何とかならないか~と期待しております。

枯れたユリの鞘(5号緑地)

種の植付け作業

鞘を割って種を採取

“ヤマユリの種です” の表示

奇しくも、日経1月30日に「美の粋:19世紀園芸の東西交流」の記事で、いの一番に輸出の花形であった日本固有のヤマユリが有名なサージェントのユリの絵で紹介されました。

(今藤、根本、今井、長浜、村上、柴崎、広瀬、谷口、吉澤、尾島 記録:御法川)